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    【ず】ズワイ蟹の告白【く】

    2012年03月12日
    ズワイ蟹の告白、とタイトルを打ったはいいが、さてどうしたものか。
    こんなわけのわからないタイトルで文章を書くなんて私には無理だ。出来っこない。出来っこない。
    時間をかければなにか面白い話が書けるかもしれない。とりあえず飲酒して名案が思いつくのを待とう。

    2012年03月末
    タイトルを作って数日、ずっとパソコンの前で考えている。仕事を辞め、バンドを辞め、友人からの連絡も全て無視し、「ズワイ蟹の告白」というタイトルで文章を書くことだけを考えている。
    どうしてこんなタイトルにしてしまったんだろう。
    おかげで色んなものを失ってしまった。家族、友人、恋人、職業、性別、飼い犬、理性。

    2012年04月
    パソコンの前から動くことが出来なくなってしまった。
    飲まず食わずで風呂にも入っていない。03月には90キロあった体重が今では60キロになってしまった。
    何度か「ズワイ蟹の告白」からタイトルを変えようかと思ったことがあったのだけど、替わりのタイトルが一切思いつかない。こうなったらこのタイトルと心中だ。こんな生き方があってもいいんじゃないか。
    そうだよね、スティーブン?

    2012年05月
    体重が40キロ台になった。自宅のインターホンが鳴ることが多くなった。きっと心配した誰かなんだろう。気持ちはありがたい。
    「ズワイ蟹の告白」という言葉に嫌気がさしてきた。
    ズワイ蟹に興味なかったはずなんだがなあ。ズワイ蟹って響きが好きだったんだろうな。
    めまい、動悸、吐き気。

    2012年06月初
    この頃から、無から物質を生む力が備わってきた。「ズワイ蟹の告白」という言葉に対して愛着も湧いてきた。
    愛は勝つ。

    2012年06月27日
    とりあえず死んでないということをここに記す。
    僕はこれから先も「ズワイ蟹の告白」について考えていくよ。
    ウルトラハッピー。
    信じるか信じないかはあなた次第。

    全部嘘なので今週末に海に行こうと思います。ウィリアム、全く無意味だったね、君や僕の人生。
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    【ひ】秘密の地図【ず】

    しばらく前の話だ。
    ひょんなことから地図を手に入れた。
    何の地図だかはわからない。
    ぐるぐると渦巻く等高線がとても美しく、ひどく魅力的だった。
    まるで引力でも持っているかのように目が吸い寄せられてしまう。

    この地図を三分以上見ていると、決まって水音が聴こえだす。
    その音には妙に心に訴えるものがあり、聴いているうちに猛烈な不安に襲われる。
    目を離せば治まるが、あまりに魅力的な等高線のせいで地図から目を引き剥がすのは一苦労だ。

    この地図を手に入れてからというもの、俺は一歩も外に出ず、ひたすらその魅力に溺れていた。
    水音の不安に苛まれながら、昼夜を問わずに眺め続けた。
    正に中毒だ。

    次第に光に敏感になり、雨戸を閉め、薄紙で覆った懐中電灯を室内灯代わりにした。
    物音にも敏感になり、時計を全て止めてしまった。
    おかげで時間の感覚があやふやになっていった。

    外界から遮断されると、時間はゴムのように伸びたり縮んだりするようになる。
    皮膚の上をそっと這い上がり指先で丸まって耳の後ろを駆け抜けたりする。
    俺は地図の等高線に沿って時間がダンスするのを見た。
    その光景は益々俺を魅了した。

    そうしてどれくらい過ごしただろうか。
    ある時突然呼び鈴がなった。
    続いて激しいノック。
    あまりのけたたましさに耳を塞ぎやり過ごそうとしたが、いつまでたっても鳴りやむ気配はない。
    何やら喚き散らすような声もする。
    目が回り頭痛が起きた。
    戦場にでもいるかのようだ。
    耐えかねてドアを開ける。

    と、その瞬間殴られた。
    滅茶苦茶にタコ殴りだ。

    気が付くと俺は部屋の中で仰向けになっていた。
    雨戸が開け放たれて、橙色の陽光が射し込んでいた。
    目元や口の辺りが腫れぼったい。
    時計の音が耳に飛び込んでくる。
    現実と虚構がひっくり返ったみたいだ。

    ハッとして辺りを見渡すと地図はなくなっていた。
    俺はひどい喪失感と虚脱感に襲われ、一昼夜突っ伏して過ごした。

    夜が明けてから気を取り直し外出して、新聞で日付を確認した。思った以上に長い時が過ぎていた。

    以来、本屋などに入っても地図のコーナーには寄り付かないようにしている。
    まだ当分の間、地図を見たら心がざわつくだろうからね。

    (秋山)

    【き】今日は、何の日【ひ】

    いやはや、そろそろコインランドリーに行くのが億劫になる季節がやってまいりました。
    皆さん如何お過ごしでしょうか?

    今日は、いま巷で流行りの朝シャンをして出かけようと思い、
    素っ裸で風呂場に入ったら、ボイラーの故障で水しか出ない.

    これなんの修行やねんと一人でツッコミをいれながら、朝から水風呂に入る羽目になりました.

    おかげで眠気が一瞬でとれました.

    (かれこれ、家賃31000円のボロアパートに越してきて4年半経ちますが、
    うちのドsなアホボイラーは、夏には故障せんと、必ず冬になると故障します.)

    っうわ!!今日もうほんまついてへんわと思いながら出かけました.

    18時頃に帰宅して、もしかたらそろそろ湯でるんちゃうと淡い期待を抱きながら、蛇口をひねりましたが、やっぱり水しか出ず.

    めんどくさいからガス屋に電話するん明日でええわっと思いよったら、ふと今日が、婆ちゃんの誕生日だったことを思い出し、「どないや、婆ちゃん元気け!?」っと婆ちゃんに電話しました.

    今日が婆ちゃんの誕生日だったことをすっかり忘れていたので、電話切ったあとに思い出してよかったわ~と思いながら、もう一回蛇口をひねったら、

    なななな、なんとお湯がばっちり出るではありませんか!!

    ボイラーよ!!あんたはオレにコレを気付かせたかったんか!

    ナイス!!

    (い)色々ファンキー(き)

    ハロウィンパーティーに行くために、衣装を揃え終わった。明日が楽しみ過ぎる。

    さて、今年も残り二ヶ月弱。時間はあっという間に過ぎる。

    今年の総括でもしてみるか。とも思ったが、まだ早い気がする。どうなんだろ?そういう時期なのでしょうか。試しにやってみよう。「今年の俺、僕、私、ME」。

    ・友人がやってるニコニコ生放送に何度か出る。オススメの曲をかけまくり、オチのないフリートーク。
    ・色んなとこで弾き語り。
    ・久々にコピバン
    ・ワトソンズメンバーのお宅訪問。世話になる。
    ・友達が沢山出来た気がする
    ・音楽の趣味が結構変わった気がする。
    ・7年位探してたCDをゲット。
    ・友達の結婚式の二次会でDJ。結婚式向きじゃない曲をかける。
    ・トータルで楽しい一年でした。

    来年も楽しいといいなあ。

    【や】破れかぶれのダンディー【い】

    僕の友人に無頼な奴が一人いる。
    僕は彼のことをこっそり、破れかぶれのダンディーと呼んでいる。
    このダンディー氏は殺風景な部屋に住んでいて、その部屋には布団とコップしか置いていない。イスも机も冷蔵庫もない。
    口数の少ない奴だが頭の回転が早く博識で、何を訊ねても簡潔に答えてくれる。ユーモアも洗練されている。
    仕事は何をしているのか判然としないが、金離れは良く顔も広い。
    また、非常に美しい容姿をしていて、毎回のように違う女性を連れている。

    しかし、彼は破れかぶれだ。その言動は極めて破滅的だ。
    人生には何一つ期待していない。
    冷笑的で自身を粗末に扱っている。
    ところで先日、そんな彼に「奢るから」と誘われて飲みにいった。
    彼は背の高い派手な顔立ちの女性を連れていた。
    「本当は、君と二人で飲みに行こうと思ったのだけど」と申し訳なさそうだった。
    店に入り、暫くとりとめのない会話が続いた。
    途中で僕はトイレに立ち、何気なく鼻唄を歌いながら席に戻った。
    「その歌は何て歌だい?」と彼にきかれ、僕は「“魔法を信じるかい?”って曲だよ」と答えた。
    「“魔法を信じるかい?”か。いい曲名だな」
    意外な反応だった。
    からかわれているのかとも思ったが、彼はいたって真面目な様子だった。

    それから彼は珍しく長い独白をした。

    「人生や運命はコントロール出来ない。だが、魔法が扉を叩くのを俺は待っているんだ。少々待ちくたびれてしまったけどね。
    「魔法なんて馬鹿馬鹿しいと思うだろ? 案外そうでもないのさ。
    「子供の頃、親父が言っていたんだ。扉を叩かれたってね。で、親父は扉を開けて出ていった。外に行っちまった。
    「おかげで俺の親父には質量がないのさ。自慢の親父だよ。
    「それ以来、俺は待っている。魔法が扉を叩くのをね。
    「人生になんて何も期待しちゃいない。ただ、それでもこうして生きているのは、扉を叩く音が聴こえてくるのを待っているからなのさ。」
    彼の独白の間中、彼が連れてきた女性はクスクス笑っていた。
    独白が終わると、「あなたにもそんな夢見がちな冗談が言えるのね」と微笑んだ。
    「いいや、冗談なんかじゃない。君にはわからないだろうけどね」
    彼の声色は少し冷たかった。
    それから僕の方へ目を向け、「君にはわかるかい?」と呟くように言った。
    僕は何と答えるべきか迷い黙ってしまった。

    帰り道、月が出ていた。
    あまり綺麗な月ではなかった。
    そんな月を眺めながら僕は、昔何かが扉を叩く音を聴いたのを思い出した。
    それは魔法ではなかったが、似たもののように思う。
    出来ることなら今度は、魔法にも扉を叩いて欲しいものだ。

    (秋山)
    プロフィール

    The Freaky Watsons

    Author:The Freaky Watsons
    ◆ 秋山陽平 Vo&G
    ◆ モリシタシュン Vo&G
    ◆ フクズミナオキ Dr

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