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    【と】トメイトー野郎、ポテイトーの魂を語る【る】

    「ミネソタで味噌売って、ガンジス川でプロレス。モモンガがドロンパって、忍者気取りでさ」
    そう言ってトメイトー野郎は肩をすくめた。
    僕は無言で窓の外を見つめる。
    すっかり木枯らしの季節になってしまった。道行く人は足早だ。
    「何事にも指針は必要な筈だろ。好むと好まざるとに関わらずね」
    トメイトー野郎がまくし立てる。
    通りの奥、夕闇の中で街灯が弱々しく点滅し始めた。じきに夜が来る。
    「……ポテイトーの魂か」
    と僕が呟きを漏らすと、
    「ご名答。ポテイトーの魂だ。そいつが重要さ」
    とトメイトー野郎はため息をつき、口元を自嘲気味に歪めた。
    「運命は突然やって来る訳じゃない。今この瞬間にもやって来続けているんだ。分かるだろ?」
    煙草の煙が物憂げに揺れ、いくつかの考えが通り過ぎていった。
    そのどれもが像を結ばない。
    トメイトーのポテイトー。ポテイトーのホレイショー。

    僕はトメイトー野郎の気持ちが痛いほど分かった。
    嘘じゃない。分かったんだ。
    僕は人目もはばからず泣いた。
    この世は理不尽で運命は過酷だ。
    ふと見ると、トメイトー野郎も泣いていた。




    ところで、僕はトマト料理が好きだ。
    トマトは、昆布などにも含まれるグルタミン酸が豊富なので、洋食はもちろん和食にも合う。
    また、蜂蜜をかけても美味い。
    色が赤いのもいい。

    トマトは昔、毒だと信じられていて観賞用の植物だったそうだ。今では様々な種類の美味しいトマトや、トマト料理がつくられている。
    現代に生まれてよかった。





    そんな訳で、僕の血は今もトマトみたいに真っ赤だ。

    (秋山)
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